サマーキャンプ

サマーキャンプ2009参加者の感想

荒井 光徳 さん
細胞構造学講座 D1

今回のサマーキャンプは二度目の参加となりました。前回は少しばかり裏方としてコンピュータの設置や懇親会のお手伝いをさせていただきましたが、今回はアドバイザーヒアリングを兼ねたポスター発表があり、直前までポスターの手直しをしていました。ただ発表を聞くだけでなく、発表する立場となると会場の雰囲気も違ってみえました。ポスター発表での先生方や友人、他の講座の先輩からの叱咤激励は、これからの研究の活力となりました。D2の方の英語でのプレゼンテーションを聞いていて、次回は口頭発表する側に立つと感じると、不安が大きくなりましたが、1年後のoral発表に向けて、日頃から少しずつ訓練していけたらと思いました。

永野 孝典 さん
細胞内情報学講座 D2

去年に引き続き、今年も淡路夢舞台にて開催されたGCOEサマーキャンプに参加させて頂きました。今年は前年と同じポスター発表に加え、新たに英語での口頭発表の機会を頂きました。本学では研究活動の国際化を意識した教育カリキュラムが多く用意されており、今回の英語での発表はその代表的なイベントの一つに挙げられます。私はこれまでに英語での口頭発表の経験が無く、多くの不安を感じておりましたが、教員の皆様からのきめ細かな指導を得られた事で当日の発表を無事終える事が出来ました。また、発表後に頂いた多くの助言は、今後、国際学会に参加するための大きな助けとなったと感じております。 私自身の発表で得られた助言やコメントは勿論、普段接する事の少ない他分野の研究発表を聴講出来るこのサマーキャンプは、他大学には無いNAISTの大きな特徴の一つであり、大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。この機会を与えて下さった先生方、事務局の皆様に、この場をお借りして深く感謝申し上げます。

高塚 大知 さん
植物組織形成学講座 D3

バイオサイエンス研究科の多くの教員・学生が一堂に会する本サマーキャンプは私にとって今年度も非常に意義深い会になりました。研究を行っていく上で国際学会参加や論文投稿など英語が必要とされる場面は多々ありますが、日本で暮らす私たちにとって英語での口頭発表や質疑応答を行う機会は容易に得られるものではありません。本キャンプはその貴重な機会が得られ、自分の英語力の不足を認識することができ、英語習得へのモチベーションが刺激されます。また、普段あまり話すことのない他分野の教員・学生とディスカッションし、アドバイスをいただくことで自分の研究に対する視野が広がり、如何に自分の研究を充実させていくかについて考えさせられる場にもなります。

稲垣 直之 准教授
細胞内情報学講座

サマーキャンプは今年で5回目、また口頭発表と学生のみで行われる質疑応答が英語になって今年で3回目となりました。この3年間で、英語での発表と討論が大いに向上してきました。良い出来だったと思います。学生諸君の努力とともにUC Davisでの1か月に渡る英語研修や、スミス先生の英語指導の成果が着実に表れてきているようです。全てのD学生によるポスター発表でも、学生間の活発な議論がなされ、複数のアドバイザーの先生方による熱い指導が行われました。私自身の大学院時代に比べると羨ましいくらい贅沢な体験です。また、特別講演では塩崎一裕先生(UC Davis)の素晴らしいレクチャーがなされ、興味深い研究内容とともに明解なプレゼンテーションは、学生のみならず教員である私にとっても刺激となりました。ビールを飲み交わした思い出とともに、今回のサマーキャンプが、学生諸君の研究の加速と国際的な活躍につながることを大いに期待しています。