サマーキャンプ2008参加者の感想
分子神経分化制御学講座 D1私は、今回初めてGCOEサマーキャンプに参加させて頂きました。背景の異なる学生の口頭発表やポスター発表は大変興味深く、あっという間の三日間でした。他の学校では、同じ研究科であっても他講座の学生の発表を聞きまた、自身の発表を聞いて貰うという機会は少ないのではないでしょうか。まだ研究のストーリーが定かではなく、現時点で出ているデーターを元に発表することは、難しくもありましたが、講座,学年を問わず多くの学生や諸先生方からご意見を頂き、自身の研究課題を改めて広い視野で捉える事ができるようになりました。この三日間、多くを学ぶと同時に多くの人との繋がりを築く事出来、私にとって大変有意義な時間でした。このような機会を与えて下さったことに感謝致します。
細胞内情報学講座 D2淡路夢舞台で開催されたGCOEサマーキャンプは研究科が一同に会するため、普段はあまり接することのない方々や研究に触れることのできる絶好の機会となりました。このキャンプの中で特にバイオサイエンスのグローバル化を意識した試みはD2学生全員が行う英語での口頭発表でした。英語で発表する機会は初めてであり非常に不安でしたが、スミス先生の献身的な御指導により、当日はそれほど不安も無く発表の場に立つ事ができました。発表後はさまざまな方々から貴重なコメントをいただき、自身の研究の良い点、改善すべき点、これから行なわなければならない事などを客観的に知る事が出来ました。今回の発表はこれからの研究生活を送る上で大変貴重な経験となったと確信しております。この他にも助教や招聘研究者の先生方の講演は大変興味深く、キャンプ全体を通じてとても密度の濃い刺激的な時間を過ごすことができました。サマーキャンプの企画・運営にご尽力をいただきました先生方、事務局の方々に心から感謝したいと思います。
植物分子遺伝学講座 D3これまでで4回目の参加となる私にとって、今年は昨年と比べてさらに充実したトレーニングとなったサマーキャンプであったと感じました。非常に大きな点としては、質疑応答もなるべく英語で行った事です。これは当初かなりハードルが高いのではと思いましたが、キャンプを通じて多くの学生が英語での質疑応答に挑戦し、私にとっても非常に良い練習になりました。また分野の異なる学生や先生方との交流から異なった視点からの意見を交し合う機会を得られる事はこのキャンプの大きな特徴であり、非常に充実した時間をすごくことができたと感じました。
分子発生生物学学講座すべてのD学生とほぼすべての教員が3日間カンヅメ状態で発表し議論するという、他大学では例を見ないサマーキャンプも、今年で4回目となりました。毎年参加させていただいていますが、年を追うごとに内容が充実してきていることを実感します。今年は、進学を表明しているM2学生も参加することになり、議論に加わるとともに、会場係などの運営にも協力してくれました。D2の口頭発表は昨年からすべて英語ですが、予想(心配?)をくつがえしてなかなかの出来でした。学生諸君の努力もさることながら、イアン先生や、直接指導しておられる先生方のご尽力も感じました。すべてのD学生のポスター・セッションでも、ミキサー・タイムに突入してもなおビール片手に、あるいはビールそっちのけで議論を続ける様子もみられました。 年ごとに運営の枠組みが改良されていることもさりながら、その中身が進歩しているというのは驚異的なことです。あの大きな会場で、口頭発表後には質問者がマイクの前に列をなし、英語での議論が沸騰する、という日が来ることを期待します。