グローバルCOEシンポジウム "Achievements and Future" 開催報告
グローバルCOE プログラム「フロンティア生命科学グローバルプログラム」の活動の一環として、第7回グローバルCOE国際シンポジウムが、奈良県新公会堂能楽ホールにおいて2011年11月7-9日に開催されました。
このシンポジウムは、COE推進委員会幹事でもある島本功教授と真木寿治教授がオーガナイザーを務め、本グローバルCOEプログラムの5年間の集大成をテーマに企画されました。これまで緊密な国際連携を進めてきた、カリフォルニア大学デービス校(以下UCD)と中国科学院遺伝学発生生物学研究所(以下IGDB)からそれぞれ6名、京都大学から1名、本研究科の10名を含む総勢23名の国内外の研究者が最新の研究成果を紹介しました。また、前日まで3日間にわたり開催されたグローバルCOE国際学生ワークショップに参加していたUCD-CBS、CAS-IGDB、NAISTの各学生(計42名)が、各自の研究についてポスター発表を行ないました。
シンポジウム初日に開催されたレセプションでは、UCDのKen Burtis先生からの心温まるスピーチで会場がなごやかになったところでの乾杯のあと、フルートの生演奏や天理大学雅楽部による舞楽「太平楽」の公演、奈良県酒造組合による利き酒体験などのアトラクションが華を添えて、多くの研究者と学生が華やかな雰囲気の中で交流を深めることができました。
参加者は三日間を通して延べ695人に達しました。学生のポスター会場においても活発かつ熱心な討論が随所で見られ、学生にとっても極めて刺激的であったことを物語っています。
閉会にあたっては、IGDBのYongbiao Xue先生とUCDのCarol Erickson先生から、GCOEプログラムによるこれまでの国際交流について、それぞれの立場からご紹介いただきました。その後、各大学で国際連携教育の柱として主体的に関わってくださった先生方に感謝の品が贈呈され、国際学生ワークショップの参加学生達も壇上にあがって紹介され、この国際的イベントのフィナーレを飾りました。