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グローバルCOEシンポジウム "Plasticity in Development and Evolution" 開催報告

国際シンポジウムの様子(写真)

  4年目に入ったグローバルCOE プログラム「フロンティア生命科学グローバルプログラム」の活動の一環として、第6回グローバルCOE国際シンポジウムが、奈良先端科学技術大学院大学ミレニアムホールにおいて2010年11月11-12日に開催されました。

  このシンポジウムは、COE特別研究グループのリーダーである3名の特任准教授(相田 光宏、木下 哲、荻野 肇)がオーガナイザーを務め、「発生と進化の可塑性」をテーマに行なわれました。海外の著名な研究者5名と、本研究科の3名を含む7名の国内研究者が最新の研究成果を紹介し、発生、遺伝子発現制御、エピジェネティクス、ゲノム構造といった様々な階層に見られる「可塑性」をキーワードに、動植物の形態や機能の多様性を生み出す分子メカニズムとその進化について理解を深めました。また、前々日まで2日間にわたり開催されたグローバルCOE国際学生ワークショップに参加していたUCD-CBS、CAS-IGDB、NAISTの各学生(計53名)が、各自の研究について堂々とポスター発表を行ないました。さらに、シンポジウム初日終了後に開催された懇親会では、多くの研究者と学生がアットホームな雰囲気の中で交流を深めることができました。

  参加者は両日を通して延べ368人に達しました。今回の特徴としては、シンポジウムの発表に対する質疑応答が大いに盛り上がったことがあげられます。また学生のポスター会場においても活発かつ熱心な討論が随所で見られ、学外の参加者もその光景に驚かれていました。これは今回のテーマ「発生と進化の可塑性」が、発生進化から環境応答まで包含する領域横断的で発展性の高いものであり、学生にとっても極めて刺激的であったことを物語っています。

閉会にあたっては、カリフォルニア大学デイビス校のCarol Erickson先生から、国際学生ワークショップや本シンポジウムを含めた国際交流が紹介され、NAISTグローバルCOE プログラムに対する卓越した評価と温かい応援メッセージをいただきました。

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