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GCOE Workshop「植物光合成の環境応答」開催報告

平成21年3月4日に、"GCOEワークショップ「植物光合成の環境応答」"が開催されました。本ワークショップでは、光合成チラコイド膜の電気化学的ポテンシャル制御の研究で世界的に著名なワシントン州立大学のDavid Kramer教授にご講演いただき、光合成エネルギー代謝の最先端の研究が紹介されました。さらに国内から8名の光合成研究者にご参集いただき、光合成の環境適応と生存戦略を理解するための研究理論から応用法、さらに個々の生物を対象とした研究の実例を講演いただきました。本ワークショップには学内だけでなく他大学の様々な研究室から40名余りの参加者があり、各演題についてKramer博士を交えて活発な議論が行われました。また講演会の後には、本学の植物分子育種温室内の実験室において、David Kramer教授の研究室において製作された電気化学的ポテンシャル測定装置“NARA-SPEC”の公開説明会が行われました。ユニークな測定装置に実際に触れながら、多くの質問が飛び交う活発な意見交換の場となりました。David Kramer博士との交流は、本学だけでなく他大学を含めた若手研究者と学生にとって刺激的な議論の機会となり、また植物光合成の研究最前線に触れる絶好の機会となりました。

Scott GCOE Workshop「植物光合成の環境応答」の様子(写真)

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